リスボン綴り

リスボンでの大学生活を綴っていこうかと思ってます。

消失の過程

上海に来て2週間くらい。
こちらは暑いです。
毎日仕事が忙しく、日本よりも忙しい気がする。

水が悪いのがちょっと辛い。

こちらに来てから二冊の本を読みました。
両方ともポール・オースター。

最後の物たちの国で (白水Uブックス―海外小説の誘惑)最後の物たちの国で (白水Uブックス―海外小説の誘惑)
(1999/07)
ポール・オースター柴田 元幸

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幽霊たち (新潮文庫)幽霊たち (新潮文庫)
(1995/03)
ポール・オースター柴田 元幸

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個人的な好みとしては、『最後の物たちの国で』が面白かった。
初めてポール・オースターを読んだけど、久しぶりにもっとこの作家の本を読みたいと思わせる小説に出合った気がします。

ポール・オースターの独特な作風としては、抽象的な設定とリアルな描写だと思います。

村上春樹が既に喪失してしまった人たちを描いているとするなら、オースターはその失われていく過程を描いています。

『最後の物たちの国で』が特に面白かったのは、今僕が上海にいるということに影響を受けている気がします。

人が移動し、物が移動し、今日あったものが昨日にはなくなってしまう感覚。
架空の国の話でありながら、どこかに存在しそうな国。

柴田さんの翻訳も悪くない気がします。
柴田さん繋がりだと次はボルヘスとかでしょうか。

中国にがらんどうの空間を期待していましたが、この消失し続ける空間というものも面白いなと思います。ずっとは辛いけど。


  1. 2008/08/24(日) 14:40:57|
  2. ざれごと
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しゃんはい

明日から仕事で上海に3週間ほど行ってきます。
また、向こうで日記を更新できたらいいなと思ってます。

  1. 2008/08/09(土) 00:37:40|
  2. たび
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